NHK連続テレビ小説「あんぱん」でついに北村匠海さん演じる柳井嵩(やない たかし)も出征し戦争が激化します。
「あんぱん」でたかしの戦争での壮絶な体験のネタバレと史実をご紹介します。
【あんぱん】たかしの出征のときに意外な人物が登場?
あんぱんとは
朝ドラ「 あんぱん 」
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“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語です。
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朝ドラ「あんぱん」は、やなせたかしさんと奥様の暢さんをモデルに、フィクションで描かれています。
朝ドラ「あんぱん」ネタバレあらすじと原作!最終回結末はどうなる?
たかしとは
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柳井嵩(やない たかし):北村匠海
幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くして伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会う。若い頃から漫画や絵を愛した。製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され戦争に行くことになる。戦後、高知の新聞社でのぶと再会する。のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり思いきって漫画家として独立し、様々な活動をしていくようになる。
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出征までのネタバレ!
1942年。たかし(北村匠海)が製薬会社の宣伝部に勤めて1年が過ぎました。
ある日帰宅すると、健太郎(高橋文哉)がカレーを作って待っています。
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健太郎に召集令状が届いたのです。
その夜ふたりで辛いカレーを食べ、翌朝再会を近い、健太郎は実家の福岡に向かいました。
ついにたかしにも召集令状が届いたと、高知から電報が届きます。
たかしは座間(山寺宏一)と登美子(松嶋菜々子)と3人で会うことになり、銀座に向かいました。
登美子はたかしにこんなことを言います。
母親だからわかるのよ、あなたみたいのが兵隊には一番向いてないって
登美子は軍人と3度目の結婚をしていました。
たかしが兵隊に向いてないのは、視聴者のみなさんもわかっておられますよね(笑)
登場した人物は登美子!
🏃♀️#きょうのあんぱん🖌
銀座の美村屋にやってきた嵩と健太郎🚶🏻♂️
すると、店内には登美子の姿が…!😲
嵩と思いがけない再会を果たした登美子は…
「ここのパン屋さん、覚えてる?」
「母さん、ずっとあなたに会いたかったのよ」#北村匠海 #松嶋菜々子#朝ドラあんぱん pic.twitter.com/sSE0pAVnVT— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) May 28, 2025
高知に戻ったたかし。朝田家に寄りのぶ(今田美桜)に会いました。
自分には軍隊は無理だ
自嘲気味に笑う坊主頭のたかしに、のぶは「お国のために立派なご奉公を」と告げます。
たかしの出征の日。商店街の人たちがたかしを激励に集まりました。
千代子(戸田菜穂)は寛(竹野内豊)の遺影を抱き、今にも泣きそうです。
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婦人会に促され、千代子が「お国のために・・・」と言いかけたとき、登美子の声が響き渡ります。
たかし!死んじゃだめよ!逃げ回ってもいいから、卑怯と思われても、何をしてもいいから、生きて帰ってきなさい・・・
登美子に憲兵が駆け寄りましたが、のぶがかばいます。
母親なら当然やと思います!
そしてたかしに向かって叫びました。
たかし!お母さんのために必ずもんてきい!
ふたりは非国民と呼ばれ、連行されそうになるのを止めるように、たかしが敬礼して言います。
母が取り乱して失礼しました。立派にご奉公して参ります!
のぶは精いっぱい微笑んで、たかしを送り出しました。
こうしてたかしは軍隊に入隊することになります。
【あんぱん】たかしの戦争ネタバレ!壮絶な体験とは!
入隊してからのたかしのネタバレです。
入隊先でコン太と再会
入隊し、たかしは小学校の同級生だったコン太こと今野康太(櫻井健人)と同じ隊に所属。
康太はたかしをいじめていた仲間のひとりです(^^;)
康太の幼い時は中村羽叶くんが演じました。
いよいよ!明日3月31日(月)あさ8時からNHK連続テレビ小説「#あんぱん」がスタートします!柳井崇(#北村匠海 さん)幼少役で #木村優来(きむらゆら)、今野康太役役で #中村羽叶(なかむらうきょう)が出演いたします!是非ご覧ください☆彡 #朝ドラあんぱん https://t.co/0il75hnp2c pic.twitter.com/sEGG7ZgBLs
— スマイルモンキーNEWS (@smilemonkey_PR) March 30, 2025
二人が配属されたのは、勇猛果敢で知られる、福岡小倉の連隊でした。
1942年夏。たかしは神野軍曹率いる内務班に配属されます。
そこでは理不尽な指導や暴力があり、たかしは絶望していました。
八木との出会い
古兵のひとりが、たかしが持っていた井伏鱒二の詩集を取り上げ、破いて踏みつけます。
そこにやってきた八木信之介(妻夫木聡)は古兵を止め、たかしに『軍人勅諭』(明治天皇が軍隊に下賜した勅諭)を暗記するように命令しました。
八木はたかしの面倒を見る立場の「戦友」で、暴力は振るわない軍人。
大卒のインテリですが、幹部候補の試験を受けない変わり者で、中隊長にも顔が利くと恐れられているようです。
そんなある日、たかしは炊事場で健太郎と再会します!
ある日中隊長の島が視察に訪れ、軍人勅諭を唱えるよう命令。
スラスラと答えるたかしは、島から褒められました。
島の推薦で幹部候補生試験を受け、乙種幹部候補生になります。
1944年夏。伍長になったたかしの元に、千尋(中沢 元紀)がやってきました。
『あんぱん』中沢元紀、“文武両道”千尋としての説得力 トレーニングで体も大きく 制作統括が絶賛#中沢元紀 #千尋 #朝ドラあんぱん #今田美桜 #北村匠海 @asadora_nhk
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千尋の告白
千尋は京都帝国大学で、法律を学んでいたのですが、半年繰り上げで卒業し、海軍少尉になっていました。
「駆逐艦で敵の潜水艦のスクリュー音を探知し、爆雷を投下する任務に就く」
そう言う千尋に愕然とするたかし。
「千尋、どうしちゃったんだよ?おまえの口から爆雷を投下なんて聞きたくなかったよ」
自慢の弟だった、と詰め寄るたかしに千尋は「後戻りはできん」と答えます。
5日後に乗艦するという千尋。父の清(二宮和也)の遺品、手帳をたかしに託し、ずっとのぶが好きだったと告白しました。
「生きて帰れたら、誰にも遠慮せず、のぶさんをつかまえる」
「戦争さえなかったら・・・国よりも愛する人のために生きたい」と涙を流す千尋にたかしは言います。
「必ず生きて帰ってこい」
その1か月後、たかしの所属する隊は、中国に出動することになりました。
いつも助けてもらってる八木にお礼を言うと、自分と同じ匂いがする、と答え、続けてたかしに言います。
「弱いものが戦場で生き残るには、卑怯者になることだ」
中国福建省へ
たかしや健太郎がいる小倉連隊は、中国福建省の山奥にある駐屯地へと移動になりました。
そこでたかしはまた同級生に再会します。田川岩男(濱尾ノリタカ)です。
朝ドラ「あんぱん」蘭子(河合優実)に岩男(濱尾ノリタカ)猛アプローチ→縁談申し込む?SNS「どうする豪ちゃん!」
岩男は頻繁に朝田パンに足を運ぶも蘭子は塩対応で…
詳細はこちら→ https://t.co/FxQ3AKbEOV#朝ドラ #朝ドラあんぱん
— イザ!編集部 (@iza_edit) April 28, 2025
蘭子(河合優実)に一目ぼれし、プロポーズしにきた岩男です。
子どものころは笹本旭くんが演じました。たかしをいじめ、のぶにケガをさせられましたね(^^;)
部隊はそこで治安維持をすることになりました。
絵が上手なたかしは、紙芝居の制作を命令されます。
地元民に親しんでもらい、のちに協力してもらうのが目的です。
前回やった紙芝居が不評だったため、たかしに指令が下りたのでした。
健太郎にも手伝ってもらい、出来上がった紙芝居は評判になり、その仕事を続けることになります。
戦況が厳しくなる
1945年春。戦況が厳しくなり、たかしも戦闘任務に就くことになりました。
その矢先、敵の攻撃により食糧の補給路が消滅。
飢えとの戦いが始まります。
空腹に耐えかねた康太が、民家に押し入り老婆を脅します。
「食い物をよこせ!」
たかしたちは止めましたが、老婆は最後の食料で卵をゆで、3人に渡しました。
たかしは「シェイシェイ」を繰り返し、3人は涙と一緒にほおばります。
岩男とリン
駐屯地に戻ると、岩男が倒れています。岩男と仲が良かった少年リンに撃たれたのです。
以前岩男たちの隊はある村を襲い、住人たちを殺害。その住人のなかにリンの両親が!
岩男はそれを知っていました。
「リンはようやった・・・これでえいがや」
そう言って息を引き取ります。
林の中で八木がリンを見つけ、話を聞きました。
「両親の仇だけど、いつの間にか好きになっていた」
そう言って涙を流すリンを見て、八木の怒りが爆発します。
「卑怯者は忘れることができるが、そうでない奴は決して忘れられない」
八木はたかしに問いました。
「お前はどっちだ?どっちなんだ!」
気を失うたかし
2週間が過ぎ、空腹が限界に達します。
照り付ける太陽の下、ついにたかしは気を失ってしまいました。
目を開けると父親、清がいます。
「おまえは父さんの分まで生きて、みんなを喜ばせるものを作るんだ。あきらめずに作るんだ」
駐屯地のベッドで気が付いたたかし。その後日本が負け、ようやく戦争が終わりました。
戦後のたかしに衝撃の戦死報告
1946年にたかしは柳井家に戻りました。
千代子はたかしを抱きしめます。
「千尋さんは・・・死んだぞね」
立ち尽くすたかし。
そんなたかしのところに健太郎が現れます。
戦後の混乱のなか、ふたりは一緒に仕事を探し始めました。
わかっているネタバレはここまでです。
たかしの出征の日に現れ、「死んじゃ駄目よ」となりふり構わず叫ぶ登美子。
毒親のように思われていましたが(^^;)、たかしたちを愛していたのですね。
戦争では敵とは戦うことはありませんでしたが、理不尽な軍隊での生活や、飢えなどもありました。
同級生との再会や、何かと助けてくれた八木との出会いも。
さて、たかしのモデル、やなせたかしさんは戦争に行ったのでしょうか?
たかしのようにやなせたかしも戦争に行った??史実とは?
やなせたかしの出征
やなせたかしさんも出征しています。
東京田辺製薬宣伝部で働いていた1941年、徴兵され旧小倉市(現北九州市)が拠点の旧陸軍部隊に配属されました。
やなせたかしさんが22歳のときです。
学歴を生かし、幹部候補生試験を受け合格。乙幹に合格し、暗号を担当する下士官になっています。
1943年に福建省に駐屯し、米軍の上陸の備えていましたが、米軍は上陸せず、戦闘のない地域に駐留。
部隊では暗号の作成や解読を担当。ドラマと同じように紙芝居を作ったりもしていたそうです。
戦時中は敵に向かって銃を撃つ、ということもありませんでした。
戦争で壮絶な体験
ですが移動中に中国軍から奇襲を受け、銃弾が耳をかすめたことがあったそうです。
上海ではマラリアにかかり、高熱に苦しめられたことも。
食糧不足と備蓄に対応するため、食事は朝晩のおかゆのみ。草を食べて飢えをしのいだこともあったそうです。
食べ物がないことが、どんなにつらくて情けないかを痛感されました。
日本だけでなく、敵国の兵士も次々と死んで行くなか、なんとか生き延びることができました。
「戦争は大嫌いだ」
やなせたかしさんは心底そう思った、と語っておられます。
1945年の終戦時は中国で迎えました。当時のことをこう語っておられます。
敗戦した国の兵隊はみじめだな、と思いました。威張りかえっていたぼくの上官も襟章をとられて、ただの田舎のおじさんです。権威がないのです。(中略)検査が終わると、ぼくらはグループごとにわけられて、LCS(沿岸海域戦闘艦)に乗り組みました。それぞれに、銃を持ったアメリカ兵が警備についていました
ぼくは戦争は大きらいより
最終回級は陸軍軍曹で、終戦の翌年となる1946年に復員。ここもドラマと同じです。
もうひとつドラマと同じことが。やなせたかしさんは弟の千尋さんを戦争で亡くされました。
このつらい戦争体験が、のちにアンパンマンを描く礎になったのではないでしょうか。
<店主おすすめ絵本>
アンパンマンの作者、やなせたかし。その人生は、明るく楽しいことばかりではありませんでした。両親との別れ、戦争、弟の死…
なんのために生まれて なにをして生きるのか──『やなせたかし物語』フレーベル館
作・絵:やなせスタジオ
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まとめ
朝ドラ「あんぱん」たかしの戦争ネタバレをご紹介しました。
出征の日には登美子が現れ「死んじゃダメよ」と叫び、配属先では健太郎や、小学校の同級生だった岩男や康太と再会。
理不尽な軍隊生活にうんざりしていたたかしですが、悪いことばかりでもありません。
たかしの面倒を見る役目の八木から助けられ、幹部候補生の試験に合格。作成した紙芝居は現地民たちに好評でした。
そんなたかしを待っていたのは飢えです。倒れて幻覚をみるほど飢えていたたかし。
ようやく戦争が終わり、高知に戻ったときに弟、千尋の戦死を聞かされました。
そんなたかしの出征からの、壮絶な戦争ストーリーが始まります。
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